声の交差点
地元新聞の読者コーナーが「声の交差点」というタイトルになってから初めて投稿してみました。
最近福祉施設による訴訟の判決がニュースとなっていました。
一つは知的障害者施設で利用者が脱走し山中で遺体となって発見された事案。
もう一つは高齢者の入所施設での窒息死でした。
この二件とも施設側もしくは職員の過失とし有罪判決となりましたが、これは本当に一つの施設、或いは個人の責任なのでしょうか?
もっと国が社会保障費を削らずに報酬を上げていれば、職員の数も増やせて落とす命も助けられたのではないでしょか?
折しも私は知的障害者の息子と要介護の姑の両方を介護しています。
どちらかを手厚くすればどちらかが疎かになり、うっかりすることなどしょっちゅうです。
いくらプロだからといって、施設側に完璧さを求めるのは酷というものではありませんか?
こんな訴訟ばかりしていては誰も看護師や介護士になってくれません。
福祉サービスの有り様についてよく議論した上で、それから裁判で白黒付けるべきではないでしょうか?
実際には多少文章が端折ってあったり、漢字が平仮名に変換されていたりします。
高齢者や障害者を対象とした裁判は勝訴しても賠償金の額は少なく、何のために訴訟を起こすのか疑問に思います。
そもそも家族の都合で施設に入れたのにどうして訴えたりするのかなあ。
そこの心理がよく分からない。
私は息子が大変お世話になっているので、サービス提供者の側に立ちたいといつも思っています。