鈴蘭日記

自閉症で重度知的障がい者の息子のお話です。

よろしくお願いします。

それが当たり前

富山型デイサービスの感謝祭の折り、A型事業所で息子が働いているお母さんと話をしました。

やはり、より高い工賃をもらうために施設外就労しているそうです。

でも、どこかのアパートを借りてそこでこっそりと作業所の受託作業をさせているうちの息子の事業所とは違い、済生会病院の草むしりと、あとは上市町まで出向いて企業の作業をしているとのことでした。

それも毎日ではなく、せいぜい週に一度くらいだそうです。

それで当たり前ですよ。

毎日毎日、月に二十日間も行かせて、しかもより多く加算をゲットするために二交代制にして利用者のほとんどをアパートに行かせているなんて、えげつないにもほどがあります。

仕事があるならまだしも、受託作業が切れたら日報だけ書かせて帰ってくるなんてねえ。

まさにブラック作業所ですよ。

今月は二人ほど新しい利用者が増えました。

辞めて行った利用者がいるかどうか全く分からないのですが、もし利用者が増えただけで仕事が増えてないとしたら、ますますアパートの一室でただボーっとしている日が増えるでしょうね。

利用者の働く意欲をそいでしまって、単に事業所の収入が増えればいいみたいな考え方ってどうなんだろう?